60歳主婦、後遺障害非該当の事案で、賠償額を増額して示談した事案
青信号で交差点において右折待ちで停車していた車両の助手席に同乗していたところ、後方から車両が追突するという交通事故に遭った事案です。
ご自身で後遺障害認定手続を行っていましたが、非該当の結果となりました。そこで保険会社と示談交渉を行い、主婦の休業損害を中心に賠償額を増額させ200万円の示談金額で示談をしました。
- 傷病名
- 腰部捻挫 頚椎捻挫
- 後遺障害
- 非該当
事故の概要・ご相談内容
青信号で交差点において右折待ちで停車していた車両の同乗していたところ、後方から車両が追突する交通事故に遭い怪我をされました。
ご自身で後遺障害認定手続を行っていましたが、非該当の結果となりました。そこで保険会社と示談交渉についてご依頼をいただきました。
弁護内容について
8ヶ月間治療をなされていましたが、残念ながら後遺障害等級については非該当の結果となりました。異議手続は希望されませんでしたので、損害額を算定し、保険会社と示談交渉を行ったところ、家事従事者(主婦)の休業損害、通院慰謝料を中心に賠償額を増額させることに成功し、200万円の支払をうけることで示談をしました。
担当弁護士のコメント
家事従事者(主婦)にも休業損害が認められ、請求を行います
家事従事者とは、年齢を問わず、家族のために主婦的労務に従事するものをいいますが、家事労働も家族外に頼めば一定の報酬の支払いをしなければならないので、主婦自身に現金収入がなくとも、受傷のため家事に従事することができなかった期間について休業損害を請求することができます。算定の基礎となる収入額は女性労働者の平均賃金を用います。