遷延性意識障害が残存し、後遺障害等級1級が認定された事例
信号のない国道を横断しようとして、スピード違反して走行していた自動車にはねられました。被害者本人は意識が戻らず入院したままでしたので、事故直後からご家族から相談を受け、後遺障害認定手続を行い1級を獲得、その後保険会社と示談交渉を行いました。
- 傷病名
- 急性硬膜下血腫、脳挫傷(遷延性意識障害、四肢不全麻痺残存)
- 後遺障害
- 1級
- 提示額
5,600万円
弁護士介入後
14,000万円(+8,400万円)
事故の概要・ご相談内容
国道を歩行して渡ろうとしたところ、スピード違反をして走行してきた車両にはねられるという交通事故に遭い、入院となりました。 ご本人は遷延性意識障害により意識が戻らないためご家族は介護に集中する必要があり、お母様と相談しながら、後遺障害の認定手続、示談交渉等を行うことになりました。
弁護内容について
症状固定時期までに準備を進めておき、スムーズに後遺障害等級の認定手続を行い、後遺障害等級1級を獲得しました 本件の争点は、過失割合、逸失利益、将来治療費、将来介護費等多岐にわたり、示談交渉をおこないました。 その他、ご本人は意識が戻らないため、お母様に成年後見人となっていただくこととし、成年後見の申立てのお手伝いもさせていただき、お母様から依頼を受け、示談交渉を行いました。
担当弁護士のコメント
徹底した事故調査で、交渉を有利に運ぶことに成功
本件の争点は、過失割合、逸失利益、将来治療費、将来介護費等多岐にわたりました。
特に過失割合については、被害者の方に重度の後遺症が残存し、直接事故状況を聴取することもできませんでした。
しかし、加害者加害者の刑事裁判に被害者参加した結果、加害者が大幅な速度超過をしていたことが判明し、交渉を有利に運ぶことができました。